YouTubeで紹介されているのを見て、気になって買った本です。
最初は「死ぬときに資産0円にする話なのかな」と思っていました。
「いや、いつ死ぬかわからないのに、そんなことできるの?」
そう思っていたので、投資とはあまり関係のない本だと思っていました。
でも、実際に読んでみると、むしろ投資をしている人こそ考えておきたい内容でした。
お金を貯めるだけではなく、そのお金をいつ、何のために使うのか。
今回は、読んで特に印象に残ったところを書いてみます。
本の基本情報
本の内容
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』は、ビル・パーキンスさんの著書です。
単純に「お金を全部使おう」という話ではありません。
老後に必要なお金を確保したうえで、残ったお金をどう使うのか。
お金だけではなく、時間や健康も含めて人生を考えるという内容です。
こんな人に向いている
個人的には、投資を頑張っている人に読んでほしい本だと思いました。
特に、
- お金を貯めるのが好き
- 投資に回せるお金はできるだけ投資したい
- お金を使うことに抵抗がある
- 老後のために今を我慢している
こんな人には、考え方を見直すきっかけになると思います。
思い出にも配当がある
思い出の配当
この本で一番印象に残ったのが「思い出の配当」という考え方です。
投資をすると、配当金や値上がり益などのリターンがあります。
それと同じように、旅行や食事、友人との時間などにお金を使えば、あとから思い出が残ります。
投資がお金の配当を生むなら、経験は「思い出の配当」を生む。
この考え方が面白いと思いました。
お金を使えば資産は減ります。
でも、その代わりに経験や思い出が残る。
そう考えると、すべてのお金を投資に回す必要はないのかもしれません。
今しかできないこと
お金があれば、いつでも同じことができるわけでもありません。
若いときにできる旅行や遊びもあれば、年齢を重ねてからでは難しくなることもあります。
「お金が貯まったらやろう」と思っているうちに、できなくなることもある。
そこで出てくるのが「タイムバケット」という考え方です。
年齢ごとに「この時期にやりたいこと」を考えておく。
「いつか旅行に行きたい」ではなく、「30代のうちにここへ行きたい」と考えることで、お金だけでなく時間も意識するようになります。
投資に偏りすぎない
貯めることが目的になる
投資をしていると、資産が増えていくのが楽しくなります。
100万円より200万円。
200万円より300万円。
数字が増えると、それだけで嬉しい。
そうなると、いつの間にか「お金を使う」より「お金を増やす」ことが目的になってしまうことがあります。
自分でも、ちょっとそうなっていたかもしれません。
本来は、人生を豊かにするためにお金を貯めたり投資したりしているはずです。
それなのに、投資のために今の生活を削りすぎる。
これでは本末転倒です。
子どもに残すお金
この本では、相続についても考えさせられます。
自分が死んだあとに子どもへお金を残すより、子どもが若いうちにお金を渡したほうが、そのお金を有効に使える場合があります。
20代や30代のときにお金があるのと、60代や70代になってからお金をもらうのでは、できることも違います。
住宅、結婚、子育て、旅行など。
若いときだからこそ、お金があることでできることがあります。
「死んだあとに残す」だけではなく、生きているうちにどう使ってもらうかを考えるのも大切なんだと思いました。
お金を使ってみた
経験に使う
私はもともと、お金を使うことに少し抵抗がありました。
「これは本当に必要なのか」
「投資に回したほうがいいんじゃないか」
そんなことを考えて、使うのを迷うことがあります。
でも、旅行に行ったり、人と食事をしたり、やってみたいことを経験したり。
そうやって使ったお金を振り返ると、「使ってよかったな」と思うこともたくさんあります。
もちろん、必要なお金まで使ってしまえばいいという話ではありません。
老後の生活や突然の出費に備えるお金は必要です。
そのうえで、残ったお金を何に使うのか。
そこまで考えることが大事なんだと思います。
まとめ
『DIE WITH ZERO』を読んで、お金に対する考え方が少し変わりました。
投資をしていると、「もっと資産を増やしたい」と思ってしまいます。
でも、資産を増やすことが目的になってしまえば、お金を使うタイミングを逃してしまうかもしれません。
お金を貯める。
投資する。
そして、使う。
どれか一つではなく、お金をどう使って人生を豊かにするかまで考えることが大切なんだと思います。
「何のために投資しているんだっけ?」
たまには、そんなことを考えてみるのもいいのかもしれません。

