日経平均は大幅安、売り一巡後は下げ渋り
日経平均株価は63,493円で取引を終え、前日比518円安(-0.81%)となった。始値は63,660円、高値は63,692円、安値は62,726円。週明けの東京市場は売りが先行し、一時1,200円余り下落したが、売り一巡後は下げ幅を縮小した。
AI関連への警戒感が売りを誘う
下落要因として市場で意識されたのは、AI関連を巡る警戒感とみられる。AI開発の減速懸念や米AI関連への不安が意識され、これまで相場を支えてきた成長期待を見直す動きが売りにつながったとの見方がある。
AI関連を巡る警告も、投資家心理の悪化要因として受け止められた可能性がある。成長株への期待が高まっていた分、懸念材料に反応しやすい地合いだったとみられる。
中東情勢と原油高も重し
中東情勢や原油高も相場の重しになった。地政学リスクやエネルギー価格の上昇は、株式市場でリスク回避姿勢を強める材料として受け止められやすい。
こうした外部環境への警戒が重なり、寄り付き後も売り圧力が強まった。ただ、日経平均は安値62,726円を付けた後、終値63,493円まで戻しており、急落局面では買い戻しや押し目買いが入った可能性がある。
戻りの持続性を見極める局面
市場では、シルバーウィークを前に日経平均が6万5,000円台を回復できるかにも関心が向かっている。ただ、この日はAI関連への警戒感、中東情勢、原油高が同時に意識され、短期的な相場シナリオを見極めたいとの姿勢が強まったとみられる。
今後は、AI関連への懸念が市場心理にどの程度残るか、中東情勢や原油高を巡る警戒感が和らぐかが焦点となる。日経平均は下げ渋ったものの大幅安で終えており、戻りの持続性を見極める局面といえる。
投資には価格変動などのリスクがあり、投資判断は自己責任で行う必要がある。


