はじめに
「債券に投資したい」と考えたとき、方法は大きく分けて2つあります。
1つは債券を直接購入する方法(個別債券)、もう1つは債券投資信託を購入する方法です。
どちらも債券へ投資するという点では同じですが、仕組みや値動き、リスクには大きな違いがあります。
この記事では、それぞれの特徴と、どのような人に向いているのかを解説します。
目次
債券を直接買う方法とは?
債券を直接買う方法とは、国や企業が発行する債券を自分で購入し、保有する方法です。
代表例
- 個人向け国債
- 日本国債
- 米国債
- 社債
満期まで保有すると、発行体が破綻しない限り額面金額が返還されます。
また、保有期間中は定期的に利息(クーポン)を受け取れます。
メリット
- 満期まで保有すれば価格変動を気にしなくてよい
- 利回りが事前に分かる
- 定期的に利息を受け取れる
デメリット
- 多くの資金が必要
- 分散投資しにくい
- 売却時は価格変動の影響を受ける
債券投資信託とは?
債券投資信託とは、多くの投資家から集めた資金を運用会社が複数の債券へ投資する金融商品です。
投資家は1本の投資信託を購入するだけで、多くの債券へ分散投資できます。
代表例
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- ニッセイ外国債券インデックスファンド
メリット
- 少額から投資できる
- 自動で分散投資できる
- 積立投資ができる
デメリット
- 満期がない
- 基準価額は毎日変動する
- 元本が戻る保証はない
個別債券と債券投資信託の違い
| 項目 | 個別債券 | 債券投資信託 |
|---|---|---|
| 購入対象 | 1本の債券 | 複数の債券 |
| 満期 | あり | なし |
| 利息 | クーポンを受け取る | 分配金または再投資 |
| 分散投資 | 自分で行う | 自動 |
| 少額投資 | △ | ○ |
| 積立投資 | △ | ○ |
| 値動き | 売却しなければ影響小 | 毎日変動 |
どちらがおすすめ?
個別債券がおすすめな人
- 満期まで保有したい
- 利回りを確定させたい
- 安定した利息収入が欲しい
債券投資信託がおすすめな人
- 少額から始めたい
- NISAを活用したい
- 手間をかけたくない
- 分散投資したい
私の考え
私は、初心者には債券投資信託をおすすめします。
理由は、
- 少額から始められる
- 自動で分散投資できる
- 積立投資との相性が良い
からです。
一方で、資産を守ることを重視するようになったり、満期まで保有して利回りを確定させたい場合は、個別債券という選択肢も十分に魅力があります。
どちらが優れているというよりも、
「何を目的に債券へ投資するのか」
によって選ぶべき商品は変わります。
まとめ
- 債券への投資方法は「個別債券」と「債券投資信託」の2種類
- 個別債券は満期まで保有すれば額面金額が返還される(発行体の信用リスクは除く)
- 債券投資信託は少額・分散投資・積立に向いている
- 初心者は債券投資信託、利回りを確定させたい人は個別債券が選択肢となる
