投資家が感覚で理解している「燃料」の話

目次

結論

私はチャートを線として見ていません。

人の集まりとして見ています。

だから、

もみ合いが長いほどエネルギーが溜まっているように見えます。

そして均衡が崩れた時、

そのエネルギーが一気に放出されます。

私はこれを勝手に「燃料」と呼んでいます。


燃料とは何か

投資家がよく使う言葉に「燃料」があります。

私は、

これから損切りする人、

これから飛び乗る人、

これから利益確定する人、

そういった参加者の総量だと思っています。

株価は企業が動かしているように見えますが、

実際に動かしているのは人です。

だから私はチャートを見る時も、

ローソク足の向こう側にいる投資家を想像しています。


なぜもみ合いの後は大きく動くのか

例えば買いたい人が100人、

売りたい人が100人いるとします。

力が拮抗しているので、

株価は大きく動きません。

するとその値動きを見た人たちが集まってきます。

買いたい人も増える。

売りたい人も増える。

それでも決着がつかない。

そんな状態が続きます。

私はこれを綱引きのようなものだと思っています。

綱引きが長引けば長引くほど、

後ろに人が増えていく。

だから均衡が崩れた時、

大きな力が発生します。

長期間のボックス相場を抜けたあとに株価が走りやすいのは、

こういう理由です。


なぜ初心者は騙されるのか

逆に、

もみ合いもなく急に上昇した時は警戒します。

なぜなら燃料が少ないからです。

十分なエネルギーが溜まっていない状態で動いているため、

長続きしないことが多い。

初心者はそこで飛び乗ります。

しかし経験のある投資家は、

「初心者を刈ってるねー。」

くらいの感覚で見ていることがあります。

もちろん全てではありません。

ただ、

燃料が少ない上昇は続きにくいことを知っているからです。


押し目も燃料補給

私は押し目も同じように考えています。

上昇トレンドが続くと、

徐々に燃料が減っていきます。

そこで一度休憩する。

利益確定する人が出る。

様子見していた人が集まる。

新しい買い手が入る。

そして再び上昇する。

私には、

ジャンプの前にしゃがみ込んでいるように見えます。

押し目とはトレンドが終わったのではなく、

燃料を補給している時間なのかもしれません。


トレンドラインの見方

私はトレンドラインも線として見ていません。

そのラインの向こう側にいる人を見ています。

このラインを抜けたら、

何人が損切りするのか。

何人が飛び乗るのか。

何人が売り向かってくるのか。

そう考えると、

ただの一本の線が、

投資家同士の心理戦に見えてきます。


まとめ

私はチャート分析が好きです。

しかし、

線を引くことが好きなのではありません。

その向こう側にいる投資家を想像することが好きです。

どこで不安になるのか。

どこで損切りするのか。

どこで飛び乗るのか。

そう考えると、

チャートはただの値動きではなくなります。

もみ合いは綱引き。

押し目は燃料補給。

トレンドラインは人の壁。

私はそんな風に考えながらチャートを見ています。

目次