トレンドラインを引き始めた頃、私はよくこんな失敗をしていました。
「ここで反発するはずだ」
そう思って買う。
しかし少しだけラインを割る。
怖くなって損切りする。
すると、その直後に反発して上昇する。
まるで自分の損切りを見ていたかのように。
投資をしていると、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
相場はあなたを狙っていない
こういう経験をすると、
「機関投資家に狩られた」
「相場に狙われている」
そんな気持ちになります。
でも実際は違います。
相場はあなたの存在すら知りません。
では、なぜこういうことが起きるのでしょうか。
理由はシンプルです。
トレンドラインを1本の線として考えているからです。
相場は1円単位で反発しない
多くの初心者は、
トレンドラインに価格がピッタリ触れたら反発すると思っています。
しかし現実はそんなに綺麗ではありません。
少し手前で反発することもあります。
少し抜けてから反発することもあります。
大きく抜けたように見えて戻ることもあります。
なぜなら市場参加者全員が、
まったく同じ価格を見ているわけではないからです。
私は帯として考えている
だから私はトレンドラインを線として見ていません。
帯として見ています。
大切なのは、
なるべく狭い幅で、なるべく多くの反発ポイントを含むことです。
例えば過去の反発が、
101円。
100円。
99円。
に集中しているなら、
私は99円〜101円を1つの帯として考えます。
100円ピッタリで反発すると考えるのではなく、
「この辺りで反発しやすい」
と考えるのです。
相場は数学ではありません。
だから私は線ではなく帯で見ています。
完璧を求めるほど負けやすい
投資初心者ほど、
完璧な反発ポイントを探します。
1円もズレずに買いたい。
天井もピッタリ当てたい。
でも相場はそんなに親切ではありません。
むしろ完璧を求める人ほど、
少しのノイズで損切りし、
その後の上昇を見送ることになります。
トレンドラインは目安である
そもそもトレンドラインは未来を予言するものではありません。
市場参加者が、
「この辺りを意識しているだろう」
という目安です。
だから私は、
トレンドラインに価格が近づいたら注目します。
しかし、
少し抜けたからといって慌てません。
帯の中にいるかどうかを見るようにしています。
まとめ
トレンドラインは便利です。
しかし、
1本の線として信じすぎると苦しくなります。
相場は思った場所でピッタリ反発するとは限りません。
少し抜けることもあります。
少し手前で反発することもあります。
だから私は、
トレンドラインは線ではなく帯で考えろ。
と言いたいのです。
そして、その帯は広く取れば良いわけではありません。
なるべく狭い幅で、なるべく多くの反発を含む。
その「市場参加者が意識している範囲」を見つけることが、トレンドラインを引く本当の意味だと思っています。
