この記事でわかること
○ REITとは何か
○ シャープレシオとは何か
○ REITを組み込むメリットとデメリット
○ 私がREITをあまり重視していない理由
結論
私は株式割合を減らしてまでREITを積極的に組み込む必要はないと考えています。
理由はシンプルです。
リターンを求めるなら株式の方が優秀であり、分散を求めるなら債券や金の方が効果的だからです。
REITは決して悪い資産ではありません。
しかし、私には少し中途半端な資産に見えています。
REITとは何か
REIT(リート)は不動産投資信託のことです。
オフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産へ投資し、その賃料収入や売却益を投資家へ分配する仕組みです。
本来であれば多額の資金が必要な不動産投資を、少額から行えることが最大の特徴です。
また、比較的高い分配金利回りを持つ商品も多く、配当収入を重視する投資家から人気があります。
シャープレシオとは何か
投資商品を比較する際に、私はシャープレシオを参考にしています。
シャープレシオとは、
「どれだけのリスクを取って、どれだけのリターンを得られたか」
を表す指標です。
簡単に言えば、
- 同じリターンなら値動きが小さい方が優秀
- 同じリスクならリターンが高い方が優秀
という考え方です。
私は投資商品を評価する際、単純なリターンだけでなく、この効率も重要だと思っています。
REITは株式より優秀なのか
私は過去のデータを見る限り、REITが株式より優れているとは考えていません。
もちろん期間によって結果は変わります。
しかし長期的に見ると、
- リターンは株式に劣ることが多い
- 値動きは意外と大きい
- シャープレシオも特別優れているわけではない
という印象です。
そのため、
リターン目的でREITを購入するのであれば、株式を保有した方が良い結果になる可能性が高いと思っています。
分散目的としても少し微妙
では、分散目的ならどうでしょうか。
私はここにも疑問を感じています。
以前の記事でも書いたように、分散で重要なのは相関です。
相関とは、価格が同じ方向に動く度合いのことです。
REITは不動産へ投資する商品ですが、実際には株式市場と似た動きをすることが少なくありません。
つまり、
株式が下落する
↓
REITも下落する
というケースが多いのです。
もちろん完全に同じではありませんが、
- 債券
- 金
- コモディティ
と比較すると、株式との相関は高めです。
そのため、純粋な分散効果を求めるのであれば、REITよりも債券や金を優先した方が良いと考えています。
それでもREITを持つ価値はある
ここまで読むと、
「REITは必要ないのでは?」
と思うかもしれません。
しかし私はそうは思っていません。
経済環境によっては、REITが株式を上回るリターンを出す年もあります。
また、
- 不動産にも投資したい
- 配当収入を増やしたい
- 保有資産の種類を増やしたい
という人には魅力的な選択肢です。
投資には合理性も大切ですが、楽しさも大切だと思っています。
私ならどうするか
私がREITを組み込むとしても、多くは保有しません。
もし組み込むのであれば、
株式の一部を5%程度REITへ振り分ける
くらいで十分だと思っています。
理由は、
- リターンを求めるなら株式
- 分散を求めるなら債券や金
を優先したいからです。
その上で、
「少し不動産も持っておきたい」
という気持ちを満たすためにREITを保有するのは十分ありだと思います。
人によって正解は違う
当然ですが、REITが向いている人もいます。
例えば、
- 分配金収入を重視したい人
- 不動産市場へ投資したい人
- 株式以外の資産も持ちたい人
であれば、REITを組み込む価値は十分あります。
一方で、
- 資産形成を最優先したい
- 分散効果を重視したい
という人であれば、まずは株式・債券・金を優先した方が良いと私は考えています。
まとめ
私は株式割合を減らしてまでREITを積極的に買う必要はないと考えています。
- リターン目的なら株式の方が優秀
- 分散目的なら債券や金の方が効果的
- REITは株式との相関が比較的高い
- シャープレシオも特別優秀とは言い難い
そのため、私の中でREITの優先順位はそれほど高くありません。
正直なところ、
「絶対に組み込むべき資産ではない」
と思っています。
一方で、投資は合理性だけで続けるものでもありません。
REITを持つことで、
- 不動産にも投資している感覚を味わえる
- 資産クラスが増える
- ポートフォリオに個性が出る
という楽しさもあります。
私自身、ポートフォリオは効率だけでなく、続けられることも重要だと思っています。
そのためREITは、
「なくても困らないけれど、少し持っていると楽しい資産」
という位置付けです。
もし組み込むのであれば、株式の一部を5%程度REITへ振り分けるくらいがちょうど良いのではないでしょうか。
私は将来を予測することよりも、長く続けられるポートフォリオを作ることを重視しています。
REITは必須の資産ではありません。
