日経平均は406円高、安値から切り返す
東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比+406円(+0.62%)の66,262円となった。米エヌビディア決算を控えて模様眺め姿勢も残る中、寄与度の大きい一部銘柄が指数を押し上げた。
始値は65,604円、安値は65,391円と軟調に始まったが、その後は切り返し、高値66,442円まで上昇した。大引けにかけてもプラス圏を維持し、底堅い展開となった。
寄与度上位の銘柄が指数を主導
この日の上昇を主導したのは、日経平均への寄与度が大きい一部銘柄だった。アドバンテストとソフトバンクグループの2銘柄で、日経平均を約362円分押し上げたとされる。
上昇幅の多くを限られた銘柄が占めた形で、指数全体は強含んだ。一方で、相場全般には様子見姿勢も残ったとみられる。
エヌビディア決算待ちで物色の広がりは限定的
日経平均は続伸したものの、米エヌビディア決算を控え、全般には模様眺めの地合いだった。半導体関連など市場の関心が高いテーマを巡り、投資家は積極的に買いを広げるよりも、材料を見極める姿勢を強めたとの見方がある。
このため、指数は高値圏に戻したものの、物色の広がりには慎重さが残った可能性がある。
空売り比率は低下、売り圧力後退も支えに
需給面では、空売り比率が42.6%に低下したことも確認された。空売り比率の低下は、売り圧力の後退として意識される場合があり、この日の切り返しを支えた一因とみられる。
ただ、これだけで相場の方向性を断定することはできない。寄与度の高い銘柄の動きと合わせ、指数を押し上げたと整理するのが妥当だろう。
上値には慎重な見方も残る
一方で、市場には上値への慎重な見方も残る。業績相場の持続が意識される一方で、「9月不安」が拭えないとの見方がある。
足元の株価上昇は企業業績への期待が支えているとみられる。ただ、先行きへの警戒感が利益確定売りや模様眺めにつながりやすい地合いでもある。
今後の注目点
今後は、米エヌビディア決算を受けた市場の反応や、日経平均の上値・下値のテクニカルな節目が意識されそうだ。指数が高値圏で推移する中、上昇が一部銘柄に偏るのか、物色が広がるのかが注目される。
投資には株価変動などによるリスクがある。投資判断は市場動向や自身のリスク許容度を踏まえ、自己責任で行う必要がある。
