日経平均は328円高で反発、売り一巡後に下げ渋り
日経平均株価は65,856円で取引を終えた。前日比328円高、騰落率は+0.50%だった。
朝方は65,195円で始まり、安値64,609円まで下げる場面があった。ただ、その後は売りが一巡し、引けにかけて下げ渋った。高値は65,904円で、終値は高値圏に近い水準となった。
朝方の売り一巡後に押し目買い
本日の値動きで目立ったのは、序盤の弱さから切り返した点だ。日米金利上昇や韓国株安を重荷とする見方があり、朝方の売りにつながった可能性がある。
一方、売り一巡後は押し目を拾う動きが入ったとみられる。日経平均は3日ぶりの小反発となった。
協議進展報道が投資家心理を支える
買い材料としては、パキスタンとイランの協議進展報道が意識されたとの見方がある。地政学的な警戒感がやや和らいだとの受け止めが広がれば、投資家心理の支えになりやすい。
ただ、日経平均の上昇率は+0.50%にとどまった。全面的にリスク選好が強まったというより、売られ過ぎた局面での買い戻しや下げ渋りの色合いがあったとみられる。
日経VI上昇で警戒感も残る
一方、警戒感は残っている。日経VIは上昇し、イベントを控えた警戒感が示された。
日経VIは市場の変動予想を映す指標で、上昇は先行きの値動きに対する不安が強まっていることを示す場合がある。指数が反発した一方で、投資家が積極的に上値を追う状況にはなお慎重な見方がある。
テクニカル面では節目を意識
テクニカル面でも節目が意識されている。日経平均については、今週末に66,329円を下回ることへの警戒を指摘する見方がある。
終値65,856円はこの水準を下回っており、今後の推移を見極めたいとの姿勢が続きそうだ。短期的には、指数の値位置を確認しながら売買する参加者が多いとみられる。
高値圏で戻りを維持できるかが焦点
本日の相場は、朝方の売りをこなした後に切り返し、一定の底堅さを示した。ただ、日経VIの上昇やテクニカル上の節目への意識から、様子見姿勢は続いているとみられる。
今後は、日経平均が高値圏での戻りを維持できるかが焦点となる。意識される節目に対して、どのような値動きとなるかも注目される。
投資には価格変動などのリスクがある。市場の短期的な値動きだけでなく、自身の投資方針やリスク許容度を踏まえ、投資判断は自己責任で行う必要がある。
